ウェーブワールドをマップとしてコロラマとコースティックで使用する/After Effects CC

 
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カズノコ
カズノコです。 趣味は自主映画制作、写真撮影、サブカルチャー開拓、銭湯です。 映像編集(After Effects,Premiere Pro)や画像編集(Photo shop,Illustrator)についての情報を発信しています!

カズノコ(@kazunokoblog)です。今回は、After Effects CCの標準エフェクト機能である「ウェーブワールド」をマップとして他のエフェクト(今回はコロラマ、コースティック)に使用する方法について解説します。この方法を使用するメリットは下記のようなことが挙げられます。

  • 動くアニメーションの背景素材を簡単に作成することができる。
  • エフェクトをマップとして使用することの意義が理解できる。

ウェーブワールドでアニメーションを作成する

ウェーブワールドでアニメーションを作成する方法は[別記事:SF風!音楽に合わせてウェーブワールドのマッピング/After Effects CC 2019]で解説していますので合せてご覧ください。今回は詳しい方法は割愛し、やるべき作業のみをピックアップしようと思います。

新規コンポジションを作成、平面レイヤーを作成

まず、新規コンポジションを作成し、その中に平面レイヤーを作成しましょう。平面レイヤーはブラックで作成しましょう。新規平面レイヤーはMacの方は【Command + Y】、Windowsの方は【Ctrl + Y】で作成できます。

ウェーブワールドを適用

次に、作成したブラック平面レイヤーにエフェクトのウェーブワールドを適用しましょう。ウェーブワールドは、[エフェクト<シミュレーション<ウェーブワールド]から適用することができます。

適用すると、エフェクトコントロールパネルにウェーブワールドのプロパティが出てきます。プロパティの上から2番目の表示の欄を[ワイヤーフレームプレビュー]から[高さマップ]に変更します。

この設定で再生してみると、デフォルトで下記のような動画が作成されます。

円形の模様が波打っているような動画です。最後に作成したマップレイヤーの名前を変更しておきましょう。今回は[ウェーブマップ]としておきました。

これで、ウェーブワールドのデフォルトのマップ素材は完成です。

コロラマのマップとしてウェーブワールドを使用する

それではウェーブワールドで作成したマップ素材をコロラマのエフェクトに使用してみましょう。まず、ウェーブマップレイヤーの上に新規平面レイヤーを作成し、レイヤー名はわかりやすく[コロラマ]としておきましょう。

コロラマレイヤーに[エフェクト<カラー補正<コロラマ]からコロラマエフェクトを適用します。

すると、デフォルトで、下記のようなエフェクトコントロールのプロパティと、プレビュー画面が出てくると思います。

変更する箇所は、下記の2点です。

  • 入力フェーズ(フェーズを追加)
  • 出力サイクル(プリセットパレットを使用or出力サイクル)

入力フェーズの変更

まず、入力フェーズを開くと下記のようなプロパティが出てくると思います。

フェーズを追加の[なし]と[ソース]の箇所を変更します。これは、入力するマップの情報を指定する作業です。つまり、[なし]となっているレイヤーのところを[ウェーブマップ]に変更し、[ソース]の箇所は[エフェクトとマスク]に変更しましょう。※下図参照

出力サイクルの変更

次に、適用する色の変更を行うプロパティである[出力サイクル]について説明します。この項目で行う方法は大きく分けて下記の3パターンあります。

  • プリセットパレットを使用し、ある程度のテイストを決定する。
  • 出力サイクルのパレット(カラーホイール)で色を1から指定していく。
  • プリセットパレットでテイストを決定し、パレットで微調整する。

一番おすすめするのは、3つ目の「プリセットパレットでテイストを決定し、パレットで微調整する。」という方法です。最も効率よくイメージの色を再現できると思うからです。

今回は3つ目の方法について解説します。

まず、プリセットパレットを使用してみましょう。この項目をプルダウンすると、様々なイメージの色パターン(33種類)がプリセットとして用意されています。

ここからイメージの色を選択します。プリセットを選んだのち、変更したい色合いの▼マークをダブルクリックし、カラーホイールで色の微調整を行います。※下図参照

色の調整をする際、[パレットの補間]のチェックを外すと色調整が容易にできると思います。

以上が、ウェーブワールドをマップとしてコロラマに適用する方法です。

コースティックのマップとしてウェーブワールドを使用する

次に、ウェーブワールドのマップ素材をコースティックエフェクトに適用する方法を解説します。

コースティックエフェクトは下記3つのレイヤーを指定し、水面の歪みや映り込みを再現するエフェクトです。

  • 水底レイヤー(下レイヤー)
  • 水面レイヤー(水レイヤー)
  • 空レイヤー(空レイヤー)

まず、コロラマと同様に、新規ブラック平面レイヤーを作成し、レイヤー名をコースティックとしておきましょう。

コースティックレイヤーに[エフェクト<シミュレーション<コースティック]からコースティックエフェクトを適用します。

適用すると、エフェクトコントロールパネルに下図のようなプロパティが出てきます。

上記3つのレイヤーについて軽く解説します。

ベースとなるレイヤー素材のことです。今回は、写真で代用します。映像素材でも選択することが可能です。

水面ような歪みを表現するためのレイヤーです。レイヤーの動きのうち、輝度のみが反映されます。今回は、ウェーブワールドで作成したマップ素材を適用します。

水面に映り込む空にあたるレイヤーを選択します。今回は、水レイヤーと同様に写真素材(空の写真)で代用します。もちろん映像素材でも使用できます。

それでは、水レイヤーのウェーブワールドのマップ素材以外のレイヤーを読み込み、レイヤーをリネームしておきましょう。

それでは、コースティックレイヤーのコースティックエフェクトの各プロパティにレイヤーを指定していきましょう。[下]には[地面]、[水(水面)]には[ウェーブマップ]、[空]には[空]のそれぞれのレイヤー素材を指定し、[ソース]、[マスク]、[エフェクトとマスク]から素材の適用方式を指定します。今回は全てエフェクトとマスクにしました。

以上の設定を行うと、水面の歪みのようなアニメートが完成します。下図でコースティックエフェクトについて、まとめてみましたのでご参照ください。

あとは、詳細設定で各プロパティを微調整して完成です。

まとめ

今回は、ウェーブワールドの高さマップを使用し、After Effects CC 標準エフェクトである、コロラマとコースティックに適用する方法を解説しました。個人的にウェーブワールドをマップとしてコロラマとコースティックを使用する際のオススメの映像演出は下記のようなものだと感じています。

コロラマ

簡単なアニメーションの背景素材。個人的にはパレットの補間をせずにくっきりした境界線でアニメチックなアニメーション素材を作ることができるので、YouTubeのオープニング映像や、煽りVTRのワンカットで使用できると思います。

コースティック

おしゃれなトランディション。水面のアニメーションで、徐々に水面の中から新しい映像、画像素材が出てくるようなおしゃれなトランディションが可能なので、ミュージックビデオやプロモーションビデオで使用できそうだと感じています。

いかがでしたでしょうか?少しでもあなたの映像演出の役に立てると嬉しく思います。カズノコ(@kazunokoblog)でした。

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