ストップウォッチ風インフォグラフィックスのグラフを作る方法/アフターエフェクトの使い方

カズノコです。今回は、インフォグラフィックスでよくみる円グラフを作る方法を解説します。もちろん、プラグインなしで作れます。
手順1(数値の数に合わせて、パイの割合が変わるシェイプを作る)
数字入力
動く数値を作るために、0をテキストレイヤーで作っておきましょう。
シェイプレイヤー1を作成
一個めのシェイプレイヤーは数字の外側の円のシェイプです。
パスのトリミングを作成します。
終了点を0%にしておきましょう。
ヌルオブジェクトを作成
次に、ヌルオブジェクトを作成しましょう。
ヌルオブジェクトに[エフェクト<エクスプレッション制御<スライダー制御]を適用しましょう。
テキスト0のソーステキストのウィックピック(ぐるぐるマーク)をヌルオブジェクトのスライダー制御のスライダーに紐付けましょう。
スライダーの数値に小数点が反映される場合はMath.round()をエクスプレッションに追加しましょう。
Math.round(thisComp.layer(“ヌル 1”).effect(“スライダー制御”)(“スライダー”))
こんな感じです。
次に、スライダー制御の数値を0秒で0→4秒で100にキーフレームを打つと、4秒で100%になるようになります。
次に、シェイプレイヤーの終了点のウィックピックをヌルオブジェクトのスライダーに紐付けましょう。
手順2(枠線を作っていく)
シェイプ2
パイの割合が連動するシェイプを複製します。
変更点↓
- スケール:140
- 線幅:5px
シェイプ3
シェイプ2を複製し、パスのトリミングの項目を削除。不透明度を下げる。35%くらい。
ここからいい感じにいじってみよう。スケールなどをいじってみる。
シェイプ2、3を内側に入れてみた。
シェイプ4,5
次に、太いシェイプの枠線を作りましょう。シェイプ3を2つ複製して不透明度をマックスにしてスケールを調整してみましょう。
こんな感じにできるかな?
シェイプ6(破線作成)
シェイプレイヤー4or5を複製し、スケールを上げて、破線にしましょう。破線にするには、コンテンツの中の線のプラスマークを2回押せば、線分と間隔の数値をいじれます。
今回は、線分2.0、間隔を10.0にしました。
線幅は11くらいに変更しました。
シェイプ7(枠線)
最後に、さらに枠線を作りましょう。
手順3(装飾を作る)
最後に、このストップウォッチの外側を回る三角形を作ります。
三角形の装飾の作成
多角形ツールで三角形を作ります。※shiftを押しながら描いてください。
トランスフォーム:多角形1の中の回転を90°にします。
コンテンツ内のスケールと位置を調整しましょう。
これで、シェイプレイヤーの回転を変更すると、円の周りを数値に合わせて回ってくれます。
狂ったストップウォッチのような演出にしたいので、シェイプレイヤーの回転のエクスプレッションを書きましょう。今回は、wiggle変数を使います。wiggle(1,200)としました。
これを2つほど複製しましょう。
グロー適用
全てを選択し、プリコンポーズしておきます。
背景の黒い平面レイヤーを作成しておきましょう。
プリコンポーズしたものに、グローを適用し、微調整して完成です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。クリエイティブでしたねw
このチュートリアルは、下記の海外チュートリアルが参考元です。
Comment
初めまして。
このチュートリアルを見て作成してみたのですが、数字の桁が変化する時に後側に増えてくような形に成ってしまい数式が中央で維持出来ません。
中央でキレイに変化させる設定があるのでしょうか?
もし教えて頂けたら嬉しいです。
よろしくお願い致します。