シェイプレイヤーのパスの結合について[結合・追加・型抜き・交差・中マド]/Adobe After Effects CCの使い方

カズノコです。今回は、Adobe After Effects CCのシェイプレイヤーの使い方について解説します。[パスの結合]についてそれぞれ見ていきたいと思います。今回はモーショングラフィックスの制作を考えているAE初心者にとっては覚えておくと便利な知識になると思います。
パスの結合とは
ではまず、パスの結合の機能について解説します。[パスの結合]とは、以下の5つのモードが存在します。
- 結合
- 追加
- 型抜き
- 交差
- 中マド
おや?どこかで見たことのある機能ですね。そうです。Illustlatorでも同様な機能がありますので、もしかすると、そちらの方が身に覚えのある方が多いのかもしれません。Illustratorでは[パスファインダー]の[形状モード]という機能が同様の働きをしてくれます。
前提
今回は、[塗り]と[線]の異なる2種類の円を使ってパスの結合を行なっていきます。
同一のシェイプレイヤーの中に2つの異なる円を作っておきましょう。塗りが黒の円を上にして配置している状態です。[下図参照]
ここに、[追加]から[パスの結合]を選択しましょう。
すると、パスの結合の項目が[白]の下に出てくると思いますので、これで準備完了です。
パスの結合の種類
それでは早速5パターン見ていきましょう。
結合
まずは、[結合]です。
追加
次に、[追加]です。
これは、重なり合った[線]が消滅し、[塗り]に置き換えられるパターンです。吹き出しや雲のイラストに代替できそうな機能ですね。
型抜き
次に、型抜きです。
上側の形が保たれ、下側にシェイプが削除された形です。[塗り][線]共に下のシェイプの一番最近作った色になるようです。三日月模様のイラストにもできそうですね。
交差
次に、交差です。
二つのシェイプが重なり合う共通する部分の面積が形作られます。[塗り]と[線]は下のシェイプのものが保管されました。数学の授業でこのようなことをやりましたね。共通集合(交差)などと呼ばれたものと同じです。
中マド
次に、中マドです。[結合]との違いがわかりにくかったので、背景を赤くしています。
中窓は重なり合った部分のみを削除した形です。全体から交差を切り抜いたような感じです。
[塗り]と[線]は下のシェイプのものが反映されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
これらを応用して作業効率を上げていけるといいですね。なにせ1レイヤーで完結するのでとても魅力的です。
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