シェイプレイヤーで作った歯車のモーショングラフィックス・アニメーション/Adobe After Effects CC

カズノコです。今回は、Adobe After Effects CCを使用し、歯車を使ったモーショングラフィックスを作ってみようと思います。時計のようなモーショングラフィックスの作り方を解説しますので、参考にしてみてください。
もくじ
手順1(テキストの配置)
新規コンポジションを作成
まず、新規コンポジションを作成しましょう。今回は、フルHD(1920×1080)のコンポジションを作成します。デュレーションは5秒で作成しましょう。
背景となる平面レイヤーを作成
次に、背景となる平面レイヤーを作成(Command + Y)し、レイヤー名を[BG]としておきましょう。今回は、明るめのグレーにしました。
テキストを作成
次に、テキストを作成します。今回は、「clock」という文字を作成します。フォントの情報は下記の通りです↓
- フォントファミリー:Arial
- 書体:Bold
- サイズ:63px
これをコピーしながらOの部分を無くして、「cl ck」のテキストに配置しましょう。
レイヤーの配置は下記のような感じです。1レイヤー内の文字を抜くだけでは、若干サイズが合わないので「cl」「ck」のレイヤーを分けて作りましょう。
手順2(歯車1を作る)
シェイプレイヤーで歯車を作る
次に、シェイプレイヤーで歯車を作りましょう。まず、シェイプレイヤーを作成し、スターツールをダブルクリックしましょう。
次に、頂点の数を16くらいにしましょう。
次に、同じレイヤー内に、楕円形ツールで円形を作りましょう。サイズは740にしました。
次に、シェイプレイヤーの[追加]から[パスの結合]を選択しましょう。
次に、もう一つ、パスの結合の下に楕円形ツールで楕円形2を作りましょう。サイズは630の正円になるようにしましょう。
こんな感じです。これをプリコンポーズして名前を[歯車1]としておきましょう。
手順3(歯車2を作る)
歯車1の中のシェイプレイヤーをコピーし、clock_compにペースト
次に、歯車1のコンポジション内のシェイプレイヤーを[clock_comp]にコピペしましょう。
歯車の穴にするシェイプレイヤーを作成
次に、シェイプレイヤーを作成し、楕円形ツールで正円を作りましょう。サイズは、330くらいにしました。
アルファ反転マットで穴を抜きましょう。
これで、シェイプレイヤー2つをプリコンポーズし、歯車2とリネームしておきましょう。
手順4(テキストを完成させる)
テキストレイヤーの間に、歯車2を入れて、アルファベットのoに見立てる
テキストレイヤーの「cl」「ck」の間に歯車2を入れて、アルファベットの「o」に見立ててみましょう。サイズは23.0でちょうどよくなってくれました。
配置とサイズ、回転は下記のような感じになります。
これをプリコンポーズして、[clock]としておきましょう。
手順5(背景の歯車を作る)
次に、背景となる歯車を作ります。下記の図を参考に作ってみてください。
これで、背景の歯車を全て選択し、プリコンポーズして[背景歯車]にリネームしておきましょう。
円形の枠を作り、アルファマットで抜く
シェイプレイヤーで真っ黒な正円を作る
こんな感じです。これで、黒のシェイプレイヤーを複製し、アルファマットで抜きましょう。
こんな感じです。最後に、枠線を作りましょう。正円のシェイプレイヤーを複製し、線を35pxにしました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?歯車のシェイプができれば、あとは動かして配置するだけだったと思います。何かの参考にしてみてください。
おすすめ記事はこちら↓
参考
参考にした作例は下記サンプルです。