RICOHのコンデジ「GR」でピントを固定する方法

カズノコ(@kazunokoblog)です。今回は、RICOHの高級コンパクトデジタルカメラ「GR」でピントを固定する方法について書こうと思います。GRでのフォーカスの基本的なことは「別記事:RICOHのコンデジGRで背景をぼかす方法(マクロ機能の使い方)」で紹介しているので、そちらをご参照ください。
※今回はGRⅡを使用した解説ですが、基本的にGRシリーズではほぼ共通な内容になっているはずです。
もくじ
フォーカスを固定できるフォーカスモードについて
GRには7種類のフォーカスモードがあり、その一覧が以下です。
- マルチAF
- スポットAF
- ピンポイントAF
- 被写体追尾AF
- MF(マニュアルフォーカス)
- スナップ
- ∞(無限遠)
このうち、フォーカスを固定できるモードはズバリ、、、
全てです。
です。被写体追尾AFは容易に想像がつきますが、その他のフォーカスモードでもフォーカスを固定することは可能です。今回は主にファンクションレバーを使用して、全てのフォーカスモードに対応したピントを固定する方法を解説します。
ファンクションレバーについて(被写体追尾AF以外に有効)
まず、GRでピントを固定するために重要な、ファンクションレバーとは何でしょうか?
答えはコレです。カメラの背面、右親指でいじれる位置にあるレバーのようなもの。
これが「AFファンクション切り替えレバー」です。そしてその中央にあるのが「AFボタン」です。
このレバーとボタンを使って、思いのままにピントを固定することができます。
ファンクションレバーの使い方
まず、ファンクションレバーを使用するためには、やらなければならない作業があります。それは、メニュー画面のキーカスタム設定の「AEL/AFL ロック維持設定」をオンにすることです。これをしないといくら頑張ってもファンクションレバーは機能してくれないので、常時オンにしておくといいでしょう。
さて、いよいよファンクションレバーについてです。
ファンクションレバーには「AEL/AFL」と「C-AF」の2種類の場所があります。それぞれの役割は以下の通りです。
- 「AEL/AFL」=AFボタンでピントを決めるとそこで撮影距離を固定する。
- 「C-AF」=AFボタンを押し続けている間、被写体が動いてもピントを合わせ続ける。
つまり、撮影する対象に合わせて、この2つの機能を使い分けることで理想のピントを固定するスタイルを決められます。
※個人的に「C-AF」の機能はあまり性能が良いとは感じないので、動く被写体の撮影に関しては、「被写体追尾AF」を次の紹介するフォーカスロックをして撮影することをオススメします。
フォーカスロックについて(被写体追尾AFに有効)
フォーカスロック(AFロック)というテクニックがあります。これは、被写体追尾AFのフォーカスモードの際、主に使用するテクニックです。
やり方は、次の2パターンがあります。
- シャッターボタンを半押しにする。
- AFボタンを押す。
この2つの方法のうち、被写体追尾AFのフォーカスモードを使用する際はシャッターボタンを半押しにする方法にしましょう。AFボタンを押すのは、被写体追尾AF以外のフォーカス機能を使用する際有効になります。
フォーカスロックの手順(全てのフォーカスモードに対応)
まず、中央の被写体にピントを合わせ、シャッターボタンを半押しにしたまま(被写体追尾AFの場合)、またはAFボタンを押したまま(被写体追尾AF以外の場合)カメラを動かせば、被写体にピントを合わせたまま構図を変え、微調整することができます。
「被写体追尾AFシャッターボタン半押し」VS「AFボタン(C-AF)」
以上のことを踏まえると、被写体が動くものだった場合にピントをそれに追尾して合わせてくれる機能が2つあります。下記の2つです。
- 「被写体追尾AF」のフォーカスモードでシャッターボタンを半押しにする。
- AFボタン(C-AFに設定)を押しながらピントを合わせる。
この2つですが、個人的にオススメするのは1つ目の「被写体追尾AF」のフォーカスモードでシャッターボタンを半押しする方法です。
理由は、被写体の動きに対する反応の速度です。若干ではありますが、被写体追尾AFのフォーカスモードで動く被写体のピントを合わせる方が反応が早く感じました。
まとめ
今回は、RICOHの高級コンデジ「GR」でピントを固定する方法について解説しました。まとめると以下のようになります。
- 全てのフォーカスモードでピントを固定することができる。
- ピントを固定する方法は2種類あり、「撮影距離を固定する方法」と「被写体に追尾してピントを合わせる方法」である。
- 「被写体に追尾してピントを合わせる方法」では、「被写体追尾AF」のフォーカスモードの性能が高いので被写体が動く際、そちらを使用するべき。
いかがでしたでしょうか?被写体に追尾してピントを合わせる方法は少々理解が難しいかもしれませんが、GRをいじりながら楽しく理解を深めると良いと思います。もしわからなくなった時はこの記事に立ち返ってみてください!それでは楽しいGRライフを送りましょう!