モーションパターン制作必須テクニック!もう柄には困らせない!/Adobe After Effects CC

カズノコです。今回は、背景モーションで困った時に役立つテクニックについてご紹介します。今回は、左図のようながらを右図のような柄にするスタイライズ系のエフェクトを紹介します。エフェクト一発でこんなパターンも作れたりするのでとても便利かと思います。
適用前から予測して作ることは難しいのですが、困った時に知っていると意外と役に立つかもしれません。
手順1(コンポジション準備)
新規コンポジションを作成
まず、新規コンポジションを作成します。今回は、5秒のデュレーションで、フルHDのコンポディションを作成します。
背景レイヤーを作成
次に、背景となる平面レイヤーを作成します。今回は、灰色の平面レイヤーを作ります。
名前をBack Groundの[BG]としておきます。
手順2(動きのあるシェイプを作る)
シェイプレイヤーを作成
次に、シェイプレイヤーを作成します。今回は、楕円形ツールで(500,500)のサイズの正円を作りました。
極座標を追加
ここに、動きをつけるために、[エフェクト<ディストーション<極座標]を追加します。ここで、変換の種類を[長方形から極線へ]に変更します。
この状態で、補間の値を変更しキーフレームによって動きをつけます。今回は、最大を25%に、最小を0%で動かすことにしました。
この状態だと、視覚上、動きが25%にいくにつれて早く感じたので、イージーイーズで制御することにしました。速度グラフは、下記のようになりました。
手順3(その他エフェクトを追加)
CC Kaleidaを追加
まず、万華鏡のようなタイルをつくるエフェクトである[CC Kaleida]を適用します。このエフェクトは、スタイライズのエフェクトです。このエフェクトのプロパティのうち[Mirroring]の項目を試してみてください。これは、反射の種類のことで、9種類から選択することができます。今回は、サイズを14、MirroringをFlower、Rotationは66°にしました。
ドロップシャドウを追加
この状態でも十分模様が変わるのですが、さらに[エフェクト<遠近<ドロップシャドウ]で立体感を出して見ます。(ドロップシャドウを適用する際、エフェクトを適用する順番は、一番下にしておきましょう。)距離などを調整し、いい感じのところを探しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?アイデアが煮詰まった時などに適用してみると意外と便利かもしれません。モーショングラフィックスなどで応用できるかもしれませんね!
おすすめ記事はこちら↓