伸びる影の作り方/Adobe After Effectsの使い方

こんにちは!カズノコです!
今回は、Adobe After Effectsで伸びる影の作り方について解説します。
もくじ
標準エフェクトのみでつくれる?
もちろん標準エフェクトのみで作ることができます!ただ、普通のドロップシャドウだと、オブジェクトと同じ形の影になってしまうのでひと工夫必要です。
↓エフェクトを組み合わせて伸びる影を作る場合
エフェクトを組み合わせて作るので、次回以降簡単に作れるようにアニメーションプリセットに保存しておくといいと思います!
手順①:背景、テキスト、配置、配色を決める
まずは、背景となる平面レイヤー、テキスト、配置、配色を決めましょう。
配色に関しては、今回Adobe Colorテーマを使用しています。[ウィンドウ<エクステンション<Adobe Colorテーマ]から使用できます。
手順②:エフェクトを使用
今回使用するエフェクトは、下記です。
- トランスフォーム
- 最大最小
- 塗り
- CC Composite
まず、下図の通りエフェクトを適用してください。
トランスフォーム、最大/最小、トランスフォーム(二つ目)、塗り、CC Compositeの順番です。
「最大/最小」はRGBAの範囲をピクセル単位を拡大、縮小するエフェクトです。
「CC Composite」はオリジナルとエフェクト適用後のイメージを合成するためのエフェクトです
手順③:塗りの色を影の色に変更
塗りの色が影の色になるのでデフォルトの赤から変更しておきましょう。
手順④:最大/最小のプロパティを変更する
半径の値を増やし、チャンネルをカラーとアルファに変更し、方向を垂直だけに変更しましょう。
手順⑤:トランスフォーム2のアンカーポイントにエクスプレッションを記入
エクスプレッションの記入は日本語でAEを起動している方は、下記です。
[value[0],value[1]-effect("最大/最小")("半径")]
英語でAEを起動している方は下記のエクスプレッションを記入しましょう。
[value[0],value[1]-effect("Minimax")("Radius")]
手順⑥:トランスフォーム2の回転のエクスプレッションを記入
次に、回転にもエクスプレッションを記入します。
エクスプレッションの記入は日本語でAEを起動している方は、下記です。
effect("トランスフォーム")("回転")*-1
英語でAEを起動している方は下記のエクスプレッションを記入しましょう。
effect("Transform")("Rotation")*-1
これで完成です!
名前を変更させるとさらにわかりやすいかも
今回、影の伸縮は「最大/最小」の半径を変更させると調整でき、影の回転は、はじめのトランスフォームの回転の値を変更させると調整できます。
このような時、エフェクトの名前を変更しておくと後々変更させる時に便利です。エンターキーをクリックすると名前が変更できます。
影に装飾をする時の注意点
影に装飾をする際、周囲すべきことは下記2点です。
- エフェクトを挿入する位置は[最大/最小]と2つ目のトランスフォームの間
- CC CompositeのRGB Onlyのチェックを外す
装飾として掛け合わせるといい感じになるエフェクト2選
- リニアワイプ
- ブラインド
パッと思いつくのは上記2つです。他にもまだまだできると思います!下図ご参照ください。
掛け合わせに相性のいい無料プラグイン(Animation Composer)
Animation Composerのテキストアニメーションなどを組み合わせるといい感じになります。
Animation Composerの紹介記事は下記です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?一筋縄ではいかなかったかもしれませんね。
アニメーションプリセットに保存しておくと非常に便利ですので是非!
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