ライアーゲームの世界観をElement3Dで再現!/Adobe After EffectsCC

2020/06/09
 
この記事を書いている人 - WRITER -
カズノコ
早稲田大学卒業→大手音響会社に新卒で就職→デジタルサイネージ向け動画の企画、編集などの業務に従事→田舎で映像フリーランスとして企業VP・株主総会動画・アプリ紹介動画・WEB動画教材コンテンツなど、企業様の動画コンテンツのオンライン編集をメインにお仕事を受注。 銭湯が好き。

こんにちは!カズノコです!
今回は、ライアーゲームの世界観をElement3Dで再現する方法について解説します!

Elementとは

今回のチュートリアルでは、Video Copilot社のElementという有料プラグインを使用します。
簡単に説明すると、このプラグインは立体のオブジェクトを作ったり、すでにできている3Dの素材を動かしたり、複製したりすることのできるプラグインです。
Elementを含め、Video Copilot社の製品を安く購入する方法は、下記の記事で説明しているのでよければ合わせて読んでみてください!

ToolfarmでVideoCopilotの製品を安く購入する手順/After Effectsプラグイン

用意するもの

用意するものは下記です。

  1. Element3D(Pro Shader込み)←環境マップもついた3D Light Bundleがおすすめ
  2. Shine(有料プラグイン)※標準エフェクトのみだと、CC Radial Fast Blur+色調補正系のエフェクトでも同じようなものはできます
  3. 豪華なテイストのベクター素材(イラスト)※Freepikがサブスクで安いのでおすすめ
  4. グランジのテクスチャ←ここから無料でもダウンロードできます

上記3点を用意すれば今回のチュートリアルはできます。

手順1:背景の作成

コンポジション作成

まず、新規コンポジションを作成しましょう。

デュレーションは15秒くらいでOKです!

平面レイヤー作成

まずは、背景を作るために黒の平面レイヤーを作成(Command + Y)します。

グランジで背景を馴染ませる

次に、平面レイヤーの上にグランジの画像を挿入します。

全体的な色は白っぽい方が今回はやりやすいです。全体的に黒いものは[エフェクト&プリセット]<[チャンネル]<[反転]で白くなります。

楕円形ツールでマスクを作りましょう。

マスクの境界線のぼかしで後ろの黒と馴染ませます。

模様のイラストを配置

次に、模様のベクター素材(イラスト)を中央に配置します。

若干色のついた上記のような素材の場合は描画モードをスクリーン(黒いところが透過してくれるモード)にするといい感じに馴染むと思います。

4色グラデーションを適用

次に、ここまでの色を変更させるために調整レイヤーを作成(Command + option + Y)します。

調整レイヤーに4色グラデーションを適用しましょう。

今回は黄色をベースに暗い感じの色にしてみました。
調整レイヤーの不透明度を40%くらいまで下げてください。

これで一旦背景は完成です。(後ほど縁はElementで追加します。)

手順2:時計のオブジェクトを作成する

次に、クルクルと動く時計を配置していきます。アニメーションは後ほどまとめて行うので今回は配置までで大丈夫です。

平面レイヤーにElementを適用

まず、平面レイヤーを作成しましょう。名前はElement_01としておきます。

この平面レイヤーにElementを適用しましょう。

ここからScene Setupをクリックしましょう。

今回は、Starter_Pack_Pysicalという初めについてくるオブジェクトの中にある時計を使用したいと思います。購入したオブジェクトを使用する場合は、画面左上のimportからOBJファイルやC4Dファイルを読み込むことができます。(英語でないとマテリアルが反映されないケースもあるそうなのでお気をつけください。)

中央上部にあるグループフォルダーにalart_clockが入ったと思います。このグループフォルダーの数字は、後々ヌルを作成する際に使用するグループ分けのために1~5まで振り分けましょう。
中央下のトランスフォームの項目で大きさと位置を決めていきましょう。
今回はz座標はそのままにxとyの座標を移動させて配置していきます。

グループフォルダーを複製するには、グループフォルダーを右クリックして出てくるDuplicate Modelを選択してください。

次に、グループフォルダーの右側にある数字が書いてあるところをクリックして数字を変更することで別のグループに振り分けることが完了します。

今回のトランスフォームの変更した数値は下記の通りです。

  1. 左上:PositionXYZ/(-2.8, 0.4, 0)、Scale(60%,60%,60%)
  2. 左中央:PositionXYZ(-2.8, -1, 0)、Scale(60%,60%,60%)
  3. 左下:PositionXYZ(-2.8, -2.4, 0)、Scale(60%,60%,60%)
  4. 右上:PositionXYZ(2.8, 0.4, 0)、Scale(60%,60%,60%)
  5. 右中央:PositionXYZ(2.8, -1, 0)、Scale(60%,60%,60%)
  6. 右下:PositionXYZ(2.8, -2.4, 0)、Scale(60%,60%,60%)

グループは1レイヤーにつき5つまでしか作れないので、レイヤーを複製して作りました。

本当は複製する前にやった方が良かったのですが、プロシェーダーズでゴールドのマテリアルを時計に適用していきます。

今回は、「clean_metal_clean_gold」のマテリアルを適用することにしました。
また、環境マップ(左下の項目のEnvironment)からBackLight_4KのBackLight_4K_49をダブルクリックして適用しましょう。

これでだいぶダークな感じになったのではないでしょうか?

ヌルを作成

次に、これらの時計を動かすためのヌルを作成します。作り方は簡単です。グループのプロパティ内のGroup UtilitiesのCreateボタンをクリックするとそのグループのヌルを作成することができます。

ただし、欠点として、このヌルは作られる時にコンポジションの中心に配置されるので今回のように回転させる場合はアンカーポイント をオブジェクトの中心に再配置する必要があります。

時計が中央に向いた状態の時にXとYのアンカーポイントを時計の中央に持っていっておくと綺麗に回ってくれるはずです。
このヌルの作成とアンカーポイント の位置の調整を6つ全ての時計に施します。

手順3:その他の立体的なオブジェクトを作成する

次に、中央の上下にある王冠とテキストとコーヒーのイラストを立体にしていきましょう。こちらもやり方は簡単です。

オブジェクトの形のマスクを作成

まず、平面レイヤーを作成しましょう。

次に、イラレのパスをコピー(Command + C)し、AEの平面レイヤーにペーストしてください。

このように、パスをコピペするとマスクが作成されます。

Elementのカスタムレイヤーに配置

次に、再度平面レイヤーを作成し、Elementを適用しましょう。次に、Elementのプロパティのうち、Custom LayersのCustom Text and Maskにレイヤーとそのレイヤーのマスク情報を指定しましょう。

次に、Scene Setupをクリックし、ElementのUIの上部のEXTRUDEをクリックしましょう。

上部の画像の通り、カスタムパスやベベルもパネル上で調整することができます。
今回は、ベベルを1にしました。スケールは450%、Position[0,1.4,0]にしました。
ここで、先ほどと同じように[clean_metal_clean_gold]のマテリアルを適用し、[BackLight_4K_49]の環境マップを適用しました。

その他のオブジェクトも作成

その他のオブジェクトも同じ要領で作成していきましょう。
左側のコーヒーは下記のような感じです。

右側のコーヒーはこのX座標を-にすればいい感じに配置できるかと思います。

カスタムレイヤーはこんな感じです。

下図のように、グループを分けておかないと反映されないと思います。

額縁の作成

次に、額縁を作成します。このやり方は少し変わっています。平面レイヤーのマスクの減算と交差を使い、オブジェクトを作成します。

これを立体化し、額縁のイラストと一緒にElementで配置すると下記のようになります。

手順4:中央のテキストを作成する

次にテキストを作成します。

この「早寝早起き」のアニメーションを作成していきましょう。
GG 文解というスクリプトで文字をバラバラにしていきます。

このバラバラにしたシェイプの回転とスケールに15フレームくらいでアニメーションをつけていきます。
スケールが130から100になるようにキーフレームを打ちます。
回転は隣合う文字が同じ方向に回転しないようにアニメーションをつけていきます。
イージーイーズの曲線は下記のような形にしました。

全てアニメーションをつけ終わったら、[エフェクト&プリセット]から[時間]<[エコー]を適用しましょう。

エコーのプロパティは上記のように時間-0.033、エコーの数は2、開始強度・減衰を1.00にしました。
次に、下記のようにレイヤーをずらしていきます。

ずらすたレイヤーを全て選択し、プリコンポーズしましょう。

このコンポジションの中に入り、モーションブラーを適用しましょう。

次に、レイヤー1つ1つにドロップシャドウで光らせます。

テキストをタイムラインの4秒くらいのところから開始するように配置しましょう。

Shineを適用

テキストのコンポジションに有料プラグインのShineを適用します。

今回は、colorizeでMarsの色パターンを使用しました。

次に、上記のようにSource PointとShine Opacityを30フレームほどでアニメーションさせます。

手順5:時計の回転アニメーションを作る

では次に、時計が回転する動きを作ります。今回は、テキストが光るところで回転が早くなっているので、その点を注意して回転させましょう。回転の方向もバラバラにしておきます。
最初の開始のタイムラインでは下図のように全ての時計が別々の方向を向いているようにY軸を回転させておきます。

光るところで加速させるようにキーフレームで数値を調整すればアニメーションは完成です。

手順6:カット割をする

あとでエフェクトを追加しない場合は、カメラを作成してカット割を作っていけばいいのですが、今回は、カットによって適用するエフェクトを変えたいのでカメラではなく一旦全てのレイヤーを選択し、プリコンポーズします。

なんとなく構成は下記のような感じで作りましょう。

  1. 中央の飾り付近の近寄りカット
  2. 中央のテキストをぶつ切りでカットしながら右ロール
  3. イーズのかかったテキストの右ロール
  4. 全体を若干引きながら揺らしながら全体定位置

手順7:エフェクトを追加する

次に、グリッド震える表現グリッチを作りましょう。

グリッド

今回は、グリッドは下記の部分にグリッド表現を入れようと思います。

グリッドというエフェクトがあるのでそちらを適用します。

上記のように、グリッドサイズを幅スライダーに変更し、幅を13、ボーダーを2、カラーを黒、描画モードを乗算に変更しました。
これを対象のコンポジションに適用します。

震える表現

震える表現は、下記の赤枠の箇所に適用します。

位置にエクスプレッションを打ち込みます。今回はwiggle(50,20)にします。

グリッチ

では最後に要所にグリッチを入れましょう。作り方はよくやられているやり方です。フラクタルノイズで作ったマップをディスプレイスメントマップで歪めせていくやり方を行います。

まず、新規平面にフラクタルノイズを適用します。

プロパティは上記のような感じで、ノイズの種類をブロック、コントラストを320、明るさを10、トランスフォームのスケールの幅を1700、高さを100に設定しました。

次に展開にエクスプレッションを打ち込みます。今回はtime*5000にしました。

これでこの平面レイヤーは非表示にしておきます。(あくまでマップとして使うからです)

次に調整レイヤーを作成(Command + option + Y)し、ディスプレイスメントマップを適用します。

上記のように、マップのレイヤーを先ほど作ったfractal noiseのエフェクトとマスクに設定し、下の方のプクせるをラップするにチェックを入れておきましょう。

最後にこの二つのレイヤーを要所にカットしながら配置していけば完成です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ElementなどのVideo Copilotの製品の僕なりの安く買う方法は下記の記事で解説しています。よければ合わせてご確認ください。
参考になると思います。

ToolfarmでVideoCopilotの製品を安く購入する手順/After Effectsプラグイン

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早稲田大学卒業→大手音響会社に新卒で就職→デジタルサイネージ向け動画の企画、編集などの業務に従事→田舎で映像フリーランスとして企業VP・株主総会動画・アプリ紹介動画・WEB動画教材コンテンツなど、企業様の動画コンテンツのオンライン編集をメインにお仕事を受注。 銭湯が好き。

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