人物が粉々になるVFX系エフェクト/Adobe After Effects CC

カズノコです。今回は、Adobe After Effects CCの標準エフェクトのみで、体が粉々に散っていくVFXを作る方法について解説します。
手順1(動画素材を適切な場所でカット)
新規コンポジションに、粉々にする体の映った動画データを配置します。
粉々になる瞬間にカットして複製(Command + shift + D)
3秒程度伸ばして、カットして複製(Command + shift + D)
こうして、3つのレイヤーができるのでまとめておきましょう。
●粉々になる直前までのレイヤー
●粉々になる瞬間から約3秒程度のレイヤー
●背景となる、人だけいないレイヤー
手順2(レイヤーの配置)
上記で分類分けした3つのレイヤーの名前をそれぞれ下記のようにリネームしておきましょう。
- 粉々になる直前までのレイヤー→Video_01
- 粉々になる瞬間から約3秒程度のレイヤー→Video_02
- 背景となる、人だけいないレイヤー→Background
Video_01の直後にVideo_02がくるのだが、Vdeo_02の開始位置の直下にBackgroundの開始位置も合わせて配置しておきましょう。
次に、Video_02の開始位置の粉々になる瞬間のフレームでフリーズさせておく必要があります。
そこで、粉々になる瞬間のフレームの位置で、かつVideo_02を選択した状態で、[レイヤー<時間<フレームを固定]をクリックしましょう。
Video_02の人の箇所をペンツールで切り抜く
Video_02を選択し、ペンツールで人物を切り抜きましょう。
粉々になるエフェクトを適用する
CC Scatterizeの適用
Video_02のレイヤーに対して、「エフェクト<シミュレーション<CC Scatterize」を適用します。
Scatterの値を0,500でレイヤーの端と端にキーフレームを打ちます。
これだけでも粉々になるのですが、さらにねじったりして遊んでみましょう。
今回は、Right twiftを0→90°で動かしてみました。
トランスフォーム<不透明度
最後に、Video_02のトランスフォーム<不透明度で100%→0%でキーフレームを打ち、徐々に粉を消していきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
エフェクト一つでこんなに簡単にできるとは。。。
このエフェクトは是非覚えておきたい一つですね。
テキストをパスにトレースして適用させるとテキストアニメーションにもなりそうですね。
参考になった海外チュートリアル