カズノコです!
今回は、はじめてAfterEffectsでアニメーション制作をする方に向けてアニメーション制作の基本についてレクチャーし、簡単なアニメーションを作っていきたいと思います!
そもそもアニメーションにどんな種類があるの?
それではまず、そもそもアニメーションにはどんな種類があるのかについて解説します。
まず、アニメーションは大きく分けて「アナログアニメーション」と「デジタルCGアニメーション」に分かれます。
「アナログアニメーション」は簡単にいうとPCを使用せず制作したアニメーションのことです。
テロップ程度はPCで入れる制作会社さんもあるのですが、編集より撮影の工数の方が多いアニメーション手法を総称します。
たとえば、「セルアニメーション」「ペーパーアニメーション」「ストップモーションアニメーション」がここに含まれます。
「セルアニメーション」は昔のテレビアニメやアニメ映画で使われていた1コマずつセル画を用いて描いていくフルアニメーションの手法です。
「ペーパーアニメーション」はいわゆるパラパラ漫画のことです。お笑い芸人の鉄拳さんが有名ですね。
「ストップモーションアニメーション」は静止している物体を1枚ずつ写真で撮っていってつなげる方法です。
どれもかなりアナログですよね。
僕の知っている制作会社さんはホワイトボードに直接手書きしていく過程を撮影し、提供するサービスを行なっているところもあります。
手書きならではの温かみが特徴なので、ブランディング動画などで使われそうですよね。
デジタルCGアニメーションについて
次に、デジタルCGアニメーションについてです。
「デジタルCGアニメーション」はPCでデジタルに処理するアニメーション方法全般を総称しています。
AfterEffectsを含むAdobeのアプリはこの領域のアニメーションを作るのに向いています。
とはいえ、デジタルCGアニメーションにも多くの種類があるので、まずはざっくりお伝えします!
大きく分けて3つ覚えておいてください。
- 「フレームアニメーション」
- 「キーフレームアニメーション」
- 「3DCGアニメーション」
この3つが主な種類です。
「フレームアニメーション」はペーパーアニメーションの手法や、セルアニメーションの手法をデジタルで同じように作成する方法のことです。
この手法はドロー系の操作に強いPhotoshopやAnimateが向いています。
AfterEffectsは映像の加工に関しては横に出るアプリはないほど充実した機能がありますが、ドロー系の機能があまり充実していないのが現状です。
次に、「キーフレームアニメーション」についてです。
「キーフレームアニメーション」とは、動きと動きの間をコンピュータ上で自動的に補完してくれる機能を使います。
これは皆さんが知っているアニメというより、企業がPRや広告で使うような「モーショングラフィックス」や「ピクトグラムアニメーション」や「インフォグラフィック」で使用されています。
まさにこのようなアニメーションがAfter Effectsの得意分野です。
キーフレームアニメーションには、動かし方やグラフィックの複雑さによってさらに種類が分かれ、制作費用も変わるのでクライアントワークを行う場合はしっかり調査し説明できるようにしておいた方がいいです。
次に「3DCGアニメーション」についてです。
3DCGはピクサー映画を見たことのある方であれば想像しやすいと思います!
アナ雪やトイストーリーやミニオンのようなアニメーションです!
あのようなアニメーションが3DCGアニメーションです。
わかりやすくイメージにすると、パソコン上で立体的なキャラクターやオブジェを作ってそれぞれのモデルを動かして、いろんな角度からキャプチャするような感じです。
3つのデジタルCGアニメーションの特徴がそれぞれ理解できたと思います!
余談ですが、この3種類のアニメーションのうち「キーフレームアニメーション」が最も工数がかからず、安価に制作ができるので企業でも導入されていることが多いです。
なので、これからアニメーション制作で稼ぎたい人はまずは「キーフレームアニメーション」を勉強するのがいいと思います。
AEの勉強をすると必ず「キーフレームアニメーション」を使うことになるので映像編集をするのであれば、AEの勉強はマストでしておいた方がいいと思います。
アニメーションの制作フロー(キーフレームアニメーション)
それでは次に、キーフレームアニメーションの制作フローについて解説します!
キーフレームアニメーションの制作フローは、
- 企画・コンテ
- デザイン
- アニメーション編集
の3段階で行います。
まず、「企画コンテ」でやることとしては、アニメーションの目的の設定と構成を作ることです。
次に、「デザイン」については、構成を踏まえて1カットずつ情報の精査を行いレイアウト・配色・フォントなどを決めていきます。
デザインまでできればあとは視点を誘導しやすくするために動きをつけていきます。
これが「アニメーション編集」のパートにあたります。
AEで簡単なアニメーションを作ってみよう!
それでは、せっかくなのでAfterEffectsを使って簡単な動かしの作業、アニメーションを経験してみましょう!
今回は、「企画コンテ」「デザイン」まで終わった想定で行いますね。
まず、デザインを作ってみたのでこちらを動かしてみましょう!
僕のLINE@から半角で「0001」とだけ送っていただければ、自動応答で今回のプロジェクトファイルを配布いたしますので良けれぼ今回の補助学習素材としてお使いください!
フォント
→7セグ・14セグフォント 「DSEG」
バウンスのエクスプレッション
amp = .06; // amplitude
freq = 2; // frequency
decay = 7; // decay (the more the value, the faster oscillations fade)
//----------------------------------
n = 0;
if (numKeys > 0){
n = nearestKey(time).index;
if (key(n).time > time){
n--;
}
}
if (n == 0){
t = 0;
}else{
t = time - key(n).time;
}
if (n > 0){
v = velocityAtTime(key(n).time - thisComp.frameDuration/10);
value + v*amp*Math.sin(freq*t*2*Math.PI)/Math.exp(decay*t);
}else{
value;
}
下記の手順でできます。
- テキストレイヤーを作成「00」と記入
- アニメーター<文字のオフセット<9
- アニメーター<セレクター<ウィグリー<最小0/最大100/
- ウィグル/秒は文字が変わる速度なので任意に設定
最後に
いかがでしたでしょうか?
AEで作るアニメーションがどんなものなのか大体わかっていただけたのではないでしょうか?
それでは最後に告知です!
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それではまた!

アナログアニメーションについて