モーショングラフィックスの表現方法7選!AfterEffectsの学習方法!

カズノコです!
本日のテーマは、AfterEffectsという映像編集ソフトを使用した、モーショングラフィックスの表現方法と勉強方法についてです!
この記事を見ることで、動画編集や映像制作を行なっていく上で、編集者の目線でアイデアの引き出しが増えるのではないかと思います!
企業からの依頼が多い映像制作のうち、最もシェアの多い広告の分野では特にモーショングラフィックス(つまり図形やテキストを動かしたり変形させる技術)は多く使われます。
モーショングラフィックスについての動画は他にも出ていますし、有料のものだと本や教材も出ているのですが、どんな時にその表現が役立つのかといった実務レベルで有益なもの、本質的なものってなかなかないんですよ。

なので、僕が実際に運営しているオンラインスクールで500人以上のクリエイターを指導してきた実績をもとに、より体系的な知識をお伝えしたいと思います。
この記事を最後まで読むことで、出来上がったデザインを動かすことに関してそこそこ詳しくなれると思います!

モーショングラフィックスの表現を使う理由

僕は普段のお仕事で映像編集を行なっているのですが、そのほぼ全てのコンテンツで動きをつける作業が発生しています。
それでは、そもそもモーショングラフィックスの表現を使う理由はなんでしょうか?
この根本を知っておかないと作ったものが台無しです。
モーショングラフィックスの表現を使う理由は大きく分けて2つです。

  • 1つ目は動きをつけることでインパクトを出して視聴者に意識を集中させること
  • 2つ目は見て欲しい情報への視線の誘導のため

お仕事で使用する場合は、この2つに目的は集約されると思います。
コマーシャルでは見た人に覚えてもらうことが目的になることが多いので意識を集中させるようなインパクト重視のものを使うべきだと思います。
逆に、企業VPのようなコーポレート映像では複雑に作り込んだインパクト重視のものというより、わかりやすく伝えることが目的になることが多いです。
なので視点を誘導させるための動きとして無駄を省いた洗練された動きが求められます。

このように目的に応じて使用する表現は変えるべきだと思いますのでその点だけ注意してくださいね。

表現の事例一覧

それでは早速、よく使うモーショングラフィックスの表現を1つずつ見ていきましょう!

手書き表現

手書き表現には、雰囲気を出す効果があります。
下記のテキストのような感じです。

メッセージ性のあるデザインとの相性がいいと思います。
温かさや、親しみやすさ、見守ってる感じのコンテンツに合いそうですね。

▼手順は下記のような感じ

  1. タービュレントディスプレイスを適用して量とサイズを調整し、動かす範囲を決めます。
  2. 展開にエクスプレッションを打ち込み動かします。
  3. タービュレントディスプレイスをもう一つ複製して動きを複雑化させます。

展開のエクスプレッションは下記(どっちが先でも大丈夫)です!

posterizeTime(5); time%3*10000

posterizeTime(10); time%3*10000

テキストやイラストに適用してみるといい感じに揺らめいてくれます。
こういう雰囲気を出したい時に映像的な効果をいれると結構喜ばれるのでおすすめです。

ディストーション表現

ディストーション表現をいうのは形を曲げたり変形させることです。
これを入れることで一気にデザインの表現が豊かになります。

代表的なエフェクトに「CC bend it」があります。
アニメーションをはじめてつくりたい人はこれが一番簡単でプロっぽい表現になるので練習としてもおすすめです。
簡単に手順だけお伝えしますね。

  1. イラストを用意
  2. CC bend itを適用
  3. startとendの値の座標を変換(エクスプレッションを記入)
  4. startとendの位置を根本と先端へ調整
  5. bendの値にキーフレームを打ち、アニメーションを作成

startとendの値に打ち込むエクスプレッションは下記です。

toComp(value)

このエクスプレッションは、座標のタイプをレイヤーからコンポジションに変える作業をしています。
そこまで詳しく知らなくてもこの通りすればとりあえずなんとかなります。
気になる方もいると思うので、簡単に説明しておきます。

そもそも座標には種類があります。
大きく分けて、「レイヤーの左端からの値をとるタイプ」と「コンポジションの左端から値をとるタイプ」の
2種類をひとまず覚えておけばOKです。
この2種類のタイプの座標がエフェクトによって混在しているので注意する必要があります。
CC bend itはレイヤー座標、つまりレイヤーの左端から値をとるタイプです。これをコンポジションの座標に変換する必要があります。
なぜかというと、変換しないと曲げた時にレイヤーの端からイラストが見切れてしまうからです。

bendのキーフレームは20以下に設定するのがおすすめです。
あまりに曲げすぎると違和感が出るので適度にかけましょう!


イージングの曲線は下記のような感じにしています!

これでいい感じにディストーション表現ができると思います。
その他には代表的なエフェクトとして「波形ワープ」などもあります。
Premiere Proにもあるエフェクトなので、気になる人は調べて見てもいいかもしれません。

残像表現

残像表現のメリットはスピード感を出せることです。
今回は残像表現を2つご紹介します。

1つ目は最も簡単です。
モーションブラーを入れることです。
動きをつけて、レイヤーのモーションブラーのところとレイヤー名の右上の方にあるスイッチを入れると動きにブレができます。
下記写真の位置を参考にしてみてください。

次に、エコーというエフェクトについてです。
エコーは時間を制御するエフェクトです。
主に変更するプロパティは、「エコー時間(秒)」「エコーの数」「エコーの演算子」の3つです。
簡単にそれぞれのプロパティの説明をします。

  1. エコー時間:何秒前を描画するか
  2. エコーの数:何個描画するか
  3. エコーの演算子:フレームを合成する時の方法(最大でOK)

今回は下記のように設定しました。

0.005秒前のものを50回描画する設定です。
つまり、単純な掛け算ですが、0.25秒の残像ができます。
これはシェイプレイヤーのパスのトリミングと似ていますがこのように動きに合わせてエフェクト一発で演算処理してくれる方法もあるということを覚えておくと楽です。

3D表現

次に、3D表現です。
モーショングラフィックスは2Dのアプローチで制作するクリエイターが多いので、3Dの表現ができるとクライアントには結構喜ばれます。
例えば下記のコインのアニメーションをご覧ください。

こういった表現はAEで行う場合動作が重いのであらかじめ書き出して使うとスムーズです。
こちらの3D表現はまた別の動画で解説しますね!

色表現

次に色によって目立たせる表現についてです。
テキストのサイズを大きくしたり太くしたりすることなく、レイアウトを崩さず、色だけで目立たせたいものを目立たせることができます。
例えばこんな感じで、目立たせる部分以外の明度を下げることで視認性を上げられますね。

また、下記のように全体を暗くして新たにテキストを出現させて追加情報を入れることもできます。
これも結構使える表現です。

全体に黒のレイヤーを出現させ、ドロップシャドウで軽く光らせた白いテキストを表示させると自然とその情報に目がいきますよね。

次に、同じように追加情報を入れるのですが、危険性や注意喚起など、ネガティブな情報を入れたい時には色の反転を行うと効果的です。
「エフェクト<反転」を使うこともよくあります。

テキスト表現

次にテキストの表現についてです。
テキストも動きをつけることによって視認性を上げたり、視点の誘導に使えるのでおさえておきましょう。
テキストアニメーションの作り方は大きく分けて2つです。

  1. テキストを文字単位で分解して一文字ずつ動きをつけていく
  2. テキストレイヤーのアニメーターで制御した動きをつける

1つ目の1文字単位でバラして動きをつけていく方法のメリットは、
「より目を引く表現になる」ことだと思います。
細部まで作り込まれているものって気になるじゃないですか。
デメリットとしては、全ての動きをキーフレームで手動でつけていく必要があるので作業時間がかかることが上げられます。

2つ目のテキストレイヤーのアニメーターを使用して制御する方法のメリットとしては、
「エッセンシャルグラフィックスでPrに持っていけること」
「一度作るとテキストの打ち替えができる」
以上のことが上げられます。
要するに使い回しが効くのが特徴です。
デメリットとしてはカスタマイズ性がバラして動きをつける時より劣るという点が上げられます。
文字単位でバラすと、大事なテキストだけ別のモーションに変えたり色を部分的に変えたりすることができるので細かいアニメーションをつけたい場合は、
文字単位でバラして制作することをおすすめします。

エレメント表現

次に、エレメント表現です。
これも目立たせたい時によく使います。
毎度作品にテイストを合わせる必要があるので、近道は意外とないです。
地道に作りましょう。
よく使う表現があれば別途書き出しておくのもありだと思います。

様々な形のシェイプを作ってそれぞれにモーションをつけて完成です。

学習方法について

それでは最後にモーショングラフィックスの学習方法について僕なりの見解を述べさせていただきます。
モーショングラフィックスを勉強するというのはある意味矛盾しています。
作る映像に必要がある場合にその方法を学習するのが正しい手順です。

自分のやりたいことが必ずしもクライアントから求められているとは限りません。
なので、自分の作る作品から逆算して作っていくのがおすすめです。
僕のおすすめするアクションプランは下記です。

  1. AEの基礎学習
  2. 制作目的を決める
  3. 参考映像を探す
  4. 構成を固める
  5. デザインを組む
  6. 動きをつける
  7. 音をつける
  8. 世の中に発信する

5〜7で自力でクオリティを担保するのが厳しくなってくる可能性が出てきます。
その時はすでにお仕事をしている方からフィードバックをもらいながら制作するのがおすすめです。

最近はスクールや講座、コミュニティなども豊富にあります。
僕も直接添削などのサポートをつけたスクールを用意しています。
普通であれば数十万円はするクオリティのものをかなり安めの価格設定で提供していますので気になる方は専用ページを覗いてみてください。

カズノコが講師を務めるオンラインスクール「AE Render」

まとめ

今回はよく使う表現について見ていきましたが別の動画や記事で実際にそれを実現するためのエフェクトをメインに紹介していきますので、見逃さないように YouTubeの方もチャンネル登録しておいてください!

最後に告知です!
今、カズノコの公式LINEではオンラインスクール「AE Render」のプロモーションの一環として、映像制作を仕事にする上で知っておいた方がいい知識を初心者向けに6本のビデオにまとめた映像制作講座を配信しています!
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