Adobe Photoshopでベジェ曲線を使ってイラスト作成/Adobe Photoshop CC 2019

カズノコ(@kazunokoblog)です。今回は、Adobe Photoshop CC 2019でイラストを作成する方法について書いていきます。ベジェ曲線という概念を使用し、ペンツールでパスをとって図形を作成していく方法です。
ちなみに、作例として私のインスタグラムのイラストを載せていますのでご参照ください↓
この概念で簡単にイラストを作成できます!今回はビニールテープを作ってみます。
早速作ってみましょう!(※あくまで僕のやっているイラスト作成方法です。笑)
写真をPhotoshopで起動(Macの場合)
写真を撮るカメラはなんでもいいです!スマホで十分です!僕はRICOHのコンデジGRで撮っています。
まず、撮った写真をPhotoshopで起動します。僕の場合はjpegで写真が撮れるので、写真素材を右クリックして[このアプリケーションで開く]を選択し、[Adobe Photoshop CC 2019]をクリックすることで、写真をPhotoshopで開いています。
Photoshopで開くと、撮った写真が背景レイヤーとなった状態で開かれます。↓こんな感じです。
レイヤーは背景レイヤーのままでは、操作できないロックがかかっているので、一応ロックを外しておきます。ロックの外し方は、背景レイヤーの鍵のマークのところをクリックするだけです。
これで自由に操作できる状態(レイヤー0に変更されたはず!)になったはずです。念のため、[レイヤー0]をコピーしておきます。Macの場合は[Command + J]でレイヤーを複製することができます。
ベジェ曲線を使って図形を作ってみよう!
さて、早速ベジェ曲線を使ってみましょう!ベジェ曲線を使うためにはペンツールの使い方をマスターすることが必須です。まず、一番上に新規レイヤーを作成します。新規レイヤーは右下の[紙がペラっとなっているマーク]をクリックすると作成できます。
さあ!ここからペンツールを使って実際にイラストの材料となるシェイプ(図形)を作っていきましょう!ペンツールの出し方は下記を参照ください。
まず、全体を縁取ったシェイプを作ります。ここからベジェ曲線を使っていきます!ここが一番肝心なので順を追って解説します。
シェイプの色を決める
まず、シェイプ(形)の色を決めましょう。具体的にシェイプの形を決定するのは、ペンツールを選択した状態に表示される左上の箇所です。まずここで[塗り]と[線]の色を決めます。[塗り]はシェイプの中の色、[線]は境界線の色です。基本的に私は線はなしにして[塗り]の色だけ変えて図形を組み合わせていっています。変更する場合は、[塗り]、[線]の各色がついているところをクリックして変更します。
この操作は、シェイプの色を変える時は毎回変えましょう。
ベジェ曲線を使って図形の縁を作っていく
さて、次にベジェ曲線を使って図形を縁取っていきましょう。操作は実は簡単です。
[アンカーポイントを打つ]→[ハンドルの伸縮で曲線の形を決定する]→[アンケーポイントを打つ]
これの繰り返しです。ハンドルの操作は[Commandキー]と[Altキー]を使って簡単に操作できます。下図をご参照ください。
ここで一旦出来上がったシェイプは非表示にしておきましょう。次の図形を切り抜くための場所を背景から探すためです。
図形を切り抜く
図形を作っていると、時たま切り抜きたい部分が出てきます。例えば今回のビニールテープの真ん中の穴の部分などはわかりやすい例だと思います。では、図形を切り抜くためにはどうすれば良いのか?簡単にまとめるとこんな感じ↓
[上のレイヤーのパスをコピー]→[下のレイヤーにパスをペースト]→[前面シェイプを削除]
なんだか難しそうですが、実際にやって慣れると簡単です。まずは、切り抜きたい部分のシェイプを作ってみましょう。↓
こんな感じで作ってみました。(今回はわかりやすいように黒で塗っています。何色でもいいです。)
次に、作った2つの図形([切り抜きたいシェイプ]と[切り抜く部分のシェイプ])を2つとも表示にしておきます。順序は上に[切り抜く部分のシェイプ]、下に[切り抜きたいシェイプ]を置いておきます。
上の[切り抜く部分]レイヤーを選択した状態で、[パスコンポーネント選択ツール]を選択します。
次に、この[パスコンポーネント選択ツール]を使用して、[切り抜くシェイプのパス]を[切り抜きたいシェイプ]のパスとして記憶させる操作をします。パスだけをコピペするイメージです。(下図をご参照ください)
これらの操作を繰り返し、シェイプを組み合わせていってイラストを作っていきます。
まとめ
今回は、Adobe Photoshop CC 2019のベジェ曲線(ペンツール)を使用して、イラストを作る方法を解説しました。イラスト作成の際は必須の機能かと思いますので、身につけておくと良いと思います。