背景を透過させて動画を書き出す方法/Adobe After Effects CC

2020/01/21
 
この記事を書いている人 - WRITER -
カズノコ
早稲田大学卒業→大手音響会社に新卒で就職→デジタルサイネージ向け動画の企画、編集などの業務に従事→田舎で映像フリーランスとして企業VP・株主総会動画・アプリ紹介動画・WEB動画教材コンテンツなど、企業様の動画コンテンツのオンライン編集をメインにお仕事を受注。 銭湯が好き。

カズノコ(@kazunokoblog)です。Adobe After Effects CCで背景を透過させて動画を書き出す方法をみていきたいと思います。
この記事では、下記2点について解説します。

  1. Adobe After Effects CCで背景を透過させて書き出す方法
  2. Adobe Premiere Pro CC にAfter Effects CCの透過したコンポジションをスムーズに連携する方法(ダイナミックリンク)

※Mac OSでの解説です。

なぜ背景を透明で書き出す必要があるの?

簡単なモーショングラフィックスを作るソフトは数多く存在します。例えば、Adobe After Effects、Final cut Pro、DaVinci Resolve…などなどです。これらのソフトでは編集中の形式で連携できるものもあれば、一度書き出したものを使用して別のソフトに読み込み、重ねて編集するようなこともあります。
汎用性の高いような素材は書き出して持っていると便利な時も多くあります。(ex.フィルムノイズ、使用頻度の高い3Dテキストモーション、液体系のエレメント等)

そこで今回は、モーショングラフィックスでの使用頻度の多いと考えられるAdobe After Effects CCで、作った素材の背景を透過して書き出す方法について解説します。

Adobe After Effects CCで背景を透明に書き出す方法

まず、Adobe After Effects CCで背景を透明に書き出す方法について解説します。

背景が透明になっているかの確認方法

背景が透明になっているかを確認するには、ワークスペースのプレビュー画面右下の網かけマークをクリックすると確認できます。(下図参照)

Photoshopなどでよく見かけるような背景が網かけ模様になっていることを確認できると思います。

背景を透過した動画素材を書き出す手順

背景が透過していることを確認したら、透過し書き出したいコンポジションをレンダーキューに追加します。レンダーキューに追加するには、[ファイル]<[書き出し]<[レンダーキューに追加]からレンダーキューに追加することができます。※下図参照

出力モジュールの変更

レンダーキューに追加すると、出力モジュール(書き出す際の設定のこと)を変更することができます。レンダーキューの中のデフォルトの[ロスレス圧縮]という青字の箇所をクリックして出力モジュールの設定画面にいきましょう。

Macの方は形式をQuickTimeに、Windowsの方は形式をAVIにしておいてください!

ビデオ出力の[チャンネル]と[カラー]の項目を変更します。

  1. チャンネル:[RGB]→[RGB + アルファ]
  2. カラー:[合成チャンネル(マットあり)]→[ストレート(マットなし)]

このように変更してOKを押しましょう。

出力モジュールが[カスタム:QuickTime]に変更された(Windowsの方はAVI)ことを確認し、出力先を設定しレンダリングを行いましょう。

movを変換

レンダリングが完了したら、mov形式のファイルができます。

このままでは再生されないので、PC上で再生できるように変換する必要があります。本来mov形式はMacOS特有の動画形式ですので、MacOSではこのファイルをダブルクリックすると自動的に変換作業がスタートします。

しばらくすると、変換後の動画ファイルを書き出すかを問われるので、書き出し名を決めて保存ボタンを押します。すると、変換され再生できる動画ファイルが保存できます。

これで変換された動画ファイルが出来上がりました。

これで他のソフトで読み込んだ際、背景が透過した状態で素材を配置することができます。


Premiere Pro CCへ連携する方法

次に、Adobeソフト間で連携する方法について解説します。Premiere Proに作成したAfter Effectsのコンポジションを読み込んでみましょう。
一旦After Effectsは保存して閉じましょう。

Premiere Proを開き、[ファイル]<[Adobe Dynamic Link]<[After Effects コンポジションを読み込み]を選択しましょう。

そして、作成したAfter Effectsのファイルを選択し、読み込みたいコンポジションをクリックしましょう。

コンポジションを選択してOKを押すと、コンポジションファイルが読み込まれます。

読み込みが完了すると、プロジェクトパネルに読み込まれます。

読み込まれたコンポジションをタイムラインへドラッグすると、背景が透過されたAfter Effectsのダイナミックリンクとして、素材が読み込まれます。

背景にレイヤーを置いていなければ背景は透過された状態で読み込まれるので、これでAfter EffectsからPremiere Proへのファイルのリンクはシームレスに行えます。

まとめ

今回は、After Effectsで背景を透過し、書き出す方法と、ダイナミックリンクを使用しPremiere Proへ背景を透過したコンポジションを読み込む方法について解説しました。
この方法を覚えておくと、Adobeのソフト以外のものを使っている人と共同で編集を行う際、またお互いに別のAdobe製品を使っている際(After Effects, Premiere Pro, Rush,…など)のどちらにも連携することができます。
また、背景を透過し書き出すことができると、汎用の素材を完パケでバックアップできるという利点もあります。AdobeのCreative Cloudは毎年アップデートされるので、ダイナミックリンクを使用して同じ素材を運用する場合、毎年変換作業が必要になります。完パケとして持っておける利点を利用し、うまく使い分けると良いと思います。

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早稲田大学卒業→大手音響会社に新卒で就職→デジタルサイネージ向け動画の企画、編集などの業務に従事→田舎で映像フリーランスとして企業VP・株主総会動画・アプリ紹介動画・WEB動画教材コンテンツなど、企業様の動画コンテンツのオンライン編集をメインにお仕事を受注。 銭湯が好き。

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